学研の科学で育てた記憶がありますが、おばけえび、という名前は憶えていても
大きくなったとか繁殖したとかそういう記憶はあんまりなくて
果たして最後どういう風に終わったのかさえ覚えていません。
で、そんな私も30代後半となった2021年8月。
妹から「夏休み陣中見舞いだ」との言葉と一緒に送られてきたリンク。
なんだ、めっちゃ懐かしい単語だ、と思いながら開いてみると
毎月届けられる科学はなくなっちゃったけど、こうやって単品で買えるようで
コロナ禍の夏休みの子供たちの暇つぶしにぴったりのセットがありました。
こうして、子供たちは妹から夏休みの自由研究を買ってもらったのでした。
でも、倒れそうなくらいうすっぺらくて不安定なのと水が少なすぎるのでは・・・?
と気になっていました。
この最初のキットそのままだと広さ的に数匹しか大人になれないみたい。
そんなのはかわいそうだ、となり、カインズホームで、小さな飼育ケースを買ってきました。
お値段まさかの398円。やすっ。
ちなみに水は2リットル以上入ります。
3リットルくらいでほぼ満タン。
これならちょっとのことでは倒れないから、家の中に塩水をまき散らす恐れも少なめ。
ただの水道水ならまだしも、おばけえびは海水なのでこぼした時のダメージは大きいです。
そういう意味では水替えも面倒。
(とはいっても1か月に1回も水替えしないです。足し水だけで十分生きます)
ちなみに、酸素もキットだとスポイトにつまようじで簡易プクプク遊びができます。
ほんとに細かくて贅沢な泡が出せますが、毎日何秒もやるのは結構大変。。。
なので、酸素のでる石をいれてあります。
オバケエビの数から考えると、酸素の量はたぶんこの2リットルの水槽だと結構もつはずですが、一応。
酸欠で死んでしまうなんていう事態は避けたい。。。
もし、自分が水槽の中にいたらと思うと怖すぎます。
5リットルまでは1粒でいいようなので、いまのところ4週間ごとに1粒変えていますが、数日スポイト酸素をさぼっても全然平気です。
子供たちは「おばけえびに酸素!」といってお世話をしてくれているので任せていますが
たぶん、この感じだとスポイト酸素をまったくやらなくても大丈夫だと思います。
1回目はいーっぱい生まれてだんだんと減っていき、気付いた時には数匹。
それから1匹になって最初から最後まででいうと1か月ちょっと生きていたと思います。
最初は微生物?!のようなものがチラチラ泳いでいたのが、
最後の方は1センチ以上の一匹が悠々と泳いでいたのできっとあれが大人なのだと思い観察していました。
でも、一匹になってからが長かったので繁殖することもなくそのまま1回目の観察が終わってしまいました。
その間水を替えたのは1回。
最初の水位にマスキングテープで印をつけていたので減ってきたなと思ったタイミングで置き水を足していたくらいです。
ちなみに、水が汚れることはなく、いつの間にか死んでいった個体も食べられてしまうのか消えていました。
魚やエビがいる淡水の水槽は、フィルターも真っ黒になるし、お掃除しないとあっという間にフンが目立つのですが、オバケエビ水槽はずっときれい。不思議な水槽です。
エサは付属のエサを1日か2日に1回。緑色の粉です。
藻らしいですが藻が水槽内で増えることもありません。
いつの間にか食べられていつの間にか消えている不思議なエサです。
置き場所は窓際だったりテーブルの上だったり床の上だったり。
小さな水槽でフィルターやらなにやらがついているわけでもないし、電源も必要ないので自由自在にいろんなところに置いてありました。
水温は常に測ってあるのですが大体22℃~28℃くらい。
窓際で日に当たってしまったときに30℃になったこともありましたが、すぐに日陰に移したこともあり、一応生き延びました。
そうやってきれいなまま維持されていたオバケエビ水槽ですが、だんだんと下の方にモヤモヤが増えてきました。
特に水が濁ったりとかそういう感じではないのですが、フンがたまっているのかな、分解するものもいないし、まあ仕方ないですね。
そこで、淡水水槽の水替え用に作った水が余ったので水替えしてみることにしました。
ガイドブックにがっつり全とっかえしても平気っぽいことが書いてあったので、いいタイミングだしと全部水を替えてみようと思います。
水替えはガイドブックにあった通り交換します。
水替えはガイドブックにあった通り交換します。
別の容器にオバケエビごと水をうつして、水槽を洗い、新たな水を作って、スプーンでオバケエビを戻す。
これでOKです。
やってみます。
まず、別の容器におばけえびごと水をうつす。
我が家には2リットルの水を一気に移せるような洗面器的なものがないのでバケツへ。
白っぽいバケツだったので見にくい・・・。
そして、水槽を洗います。
水道水でジャバジャバ。塩素はとりあえず気にせず。
この時思ったのは、魚水槽と違ってヌルヌルすることがないな~ということ。
良いのか悪いのかわかりませんが、なにも余計なものが発生してないんですね( *´艸`)
そして洗った水槽を測りにそのままのせ(ー_ー)!!水を入れていきます。
おばけえび水槽水づくりは400ミリリットルに17グラムの塩なので400の倍数で入れます。
だいたいこんな感じです。
我が家の水槽はだいたい2200mlにしてみました。
だいたい水槽8分目って感じです。
塩は食卓塩でないもの。天然塩がいいそうです。
湖塩。おばけえびは本来海の生物ではなく、塩湖の生物らしいのでちょうどいいかな。
べつに塩湖だからこれにしよう!と選んだわけではなく家にあっただけですが。
水が2200ミリリットルだと混ぜる塩は88グラムですが、今回は
だいたい86グラム。この辺は適当です。
結構な量の塩に驚きますが、簡単にとけるもんです。水温は水道水なので20度超えるくらい。
塩が少なめなのは今回理由があって、砂浜の砂を入れてみようと思っていたからです。
砂浜の砂は洗ったけど、塩分含まれてそうだということで塩は気持ち少な目。
砂浜の砂は、以前海に行ったときに使った水着やらシートやらにくっついてきたもの。
水着のポケットのなかとか思ったより入ってて、バケツで砂抜きしていたら底にたまったものが意外にきれいでなにか工作に使えるかななんて思って洗って乾かしてとっておいたもの。
これをざざっと入れてみます。どうなるのかな。
お!意外といいかも。
ザっと上からビニール袋をひっくり返して入れただけなので、平たんではないけれどそれがまたいいかも。
そこに、次は海で拾ってきた貝殻も投入!
置き方でセンスが問われるところですが、とりあえず沈めてみました。
そして、水温がバケツ内とほとんど同じになったところで最後の難関、オバケエビの投入です。
バケツ内を見渡して、いたら掬う。
コンビニとかでもらえるスプーンでヒョイ。
オバケエビは基本逃げたりすることがないのですぐ掬えます。
ただ、小さいので見逃して捨ててしまったりしないか不安すぎる。。。
大きめのをあらかた掬い終わったところで、あとはバケツの水を最初にキットに入っていた薄型水槽に少しずつ移して小さいやつがいないか確認していきます。
この薄型水槽は400ミリリットルなので6~7回かかりますが、生きたまま流されてしまうなんてひどすぎるので少しずつしっかり見ていきます。
ちなみにちび個体が2匹救えました。あぶなー!
それから、なんかフンを分解してくれるような存在がいたらなーと思いながら
「バクテリア 海水」
と検索したら、まさかの魚水槽で使ってるバクテリアが海水淡水両用でした。
えー気付かなかった。
これを適当な量いれてみます。
カルキ抜きとかもそうですが、水替えの単位が水10リットルに対して2ミリリットルとかなので2リットルしかない水槽だととんでもなく微量です。
適当に多めでやってもいいのかもしれないですが、あんまりガンガン薬を入れるのも嫌なので、我が家は子供の病院でもらったシロップを測るスポイトで一応測っています。
子供のシロップは2.5ミリリットルとかちょっとだけしか飲ませないのもあってスポイトも結構しっかり0.5ミリリットル単位で測れて便利です。
それから、今回は実験もかねてウィローモスもおばけえび水槽(海水水槽)へ入れてみます。
オバケエビ、水草なんて検索すると必ず出てくるシー藻とかってやつも藻なんですよね。
オバケエビが食べる植物性プランクトンが住むだか発生するだかってシー藻。
店舗でそういうものがあるわけではなく個人がやってるんですかね?謎な藻。
我が家のいつまで維持するかわからない水槽にあの値段は出せないので、とりあえず藻の仲間?なウィローモス。
海水でも維持できるとか出来ないとかインターネットでも意見が割れてるみたいです。
魚水槽から流木もどきごとお引越しです。はい、ドボン。
これだけちゃんと塩の混じった水槽に入れたウィローモスは淡水水槽には戻せないだろうなぁとも思ったので一番小さいやつを。
これはちなみに近所の小川で拾ってきたやつなので溶けたら溶けたで終了です。
そんなことをして遊んでいたら日もさしてきて、なんだかいい感じ( *´艸`)
水替え後に水草はだいたい気泡だらけになりますが、今回のウィローモスもしっかりプクプク。
弱ったり腐ったりしてきそうなところで引き上げようと思っています。
さあ、こんな感じで水替えをしたわけですが、替えて半日。
とりあえず皆泳ぎ回っていて元気です。
オバケエビは死ぬ間際というか弱ってくると水面でよろよろしているイメージですがいまのところそんな感じもなし。
というか、砂にボスっとダイブしてみたり、ウィローモスに突っ込んでいったり。
遊びなの?とも思える謎の行動をしています。
そういえば、くっついたままのウンチに砂粒が綺麗にくっついて重いっ重いッという声が聞こえそうな泳ぎをしている一匹。
フンが外れるまでは一生懸命泳いでいました。
ぐるんぐるん泳ぎ回ったり見ていて飽きないおばけえびですが、ちょっときれいになったのでこれからも楽しんでみていられそうです。