2019年7月12日金曜日

ゆうちょで投資をしてみた話

老後2000万円足りないよ、なんて話が先日話題になってましたが
会社員から専業主婦になった私は自分に収入がないことを常々不安に思っています。

夫は家族四人が十分に楽しく暮らせるだけのお金を稼いできてくれます。
着る物だって欲しいときに買えるし、田舎とはいえ都内に庭付き一戸建て、
外食したいな、ってときには食べたいものを食べ、娘は習い事をし、
一馬力でも贅沢に暮らしているなという感じはあります。

でも!でも!!!
貯金までがっつりできているよ!という感じはないのです。
家だってローンなのでこの先何十年も払っていかなければなりません。
4人乗りの車もそろそろ狭いな、なんて気もしているし。

ということで、今ある貯金をなんとか増やしたいなと思って
投資を始めました。



基本的には現実主義・現物主義・保守的な私。
FX?そんな危険なものやらないよ、という感じです。

ではなぜ投資を始めてみたのか。
それは、

「ゆうちょの定期口座が満期で払いだされたお金があります」

というゆうちょからの電話でした。
もともと両親が私に積み立ててくれていたお金があるのも
それが満期になって行き場がなくなっていることも郵便局で
確認していたので知っていました。

そのお金をどうしようかなあとずっと考えていたのです。
当時の私の考えは

■どこかの銀行・もしくはそのままゆうちょに入れて利息をもらう
■どこかの定額貯金に入れて利息をもらう

のどちらかでした。
どちらにしても「両親が貯めてくれたお金、一円たりとも減らしたくない」
というのが私の心でした。
でも、金利を見てみるとどこもとんでもなく低い利率で迷っていました。

0.0何パーなんていう定期預金に預けても、普通預金に入れておいても
結局数百円しか増えないなら一緒じゃん・・

なんて思っていたのです。
そんなときにゆうちょの営業マンが話だけでも聞いてほしいというので
とりあえず聞いてみようかな、と思って家に来てもらうことになりました。



来てくれたのはおじさんというよりおじいさんに近い営業マンでした。
郵便局のバイクでブブーンと我が家やってきました。

ゆうちょの定期口座にいくらあった、それがいくらになった、
だからこの額が宙ぶらりんになっている、
ゆうちょの人だから全部知っていたので話はとても速かったです。

最初に私の「減らしたくない」という思いを伝えました。
すると、「リスクの少ない投資があるんですよ」と言われました。
”投資”という言葉は私が警戒する言葉です。

今のところ契約はしない、でも話を聞かせてほしいというと、
パンフレットを見せてくれました。

それが【しあわせの一歩】という商品でした。

https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/shisanunyou/toushin/search/kj_suy_ts_srch_shiawaseippo.html

難しい話はおいておいて、とりあえず要約すると
なるべく減らさない、そのかわり増え幅は小さい。
自分でこの株、と選んで買ったり売ったりという商品ではなく
この商品自体を買うことで自分は何もしなくてもいい。
最初に手数料を払う、そのあとは突然お金が必要になって
払いだそうとしたとしても手数料はかからない。(時間は2週間程度かかる)

実は、以前株を10万円分だけ買ったことがあります。
上がったり下がったり一喜一憂、そもそも詳しいわけでもないので
下がって下がって売り払ったり、毎日見ているのも苦痛でした。
前は子供が赤ちゃんだったから毎日値段の上下を見ることもできましたが
いまやもう日中そんな時間はありません。

結局、最後は数万円のプラスが出たところで漬けたまま
今では数千円の配当金をほそぼそともらっています。
投資としてはプラスになっているとはいえ、
自分の努力や労力に見合ってないとも思うし
この株もそのうち手放そうと思っています。



話が脱線してしまいました。
投資、という性質上絶対減らないという保証はありません。
大きなお金を預けるのだから迷って当然だと思います。

「とりあえず今日は契約しない」ということは伝えてあったので
最後に営業のおじいさんは自分の口座だという投資のページを
開いて見せてくれました。それが実際に彼の口座なのか
それともゆうちょが営業用に用意している架空の口座なのかは知りません。
そういう可能性もあるとも思いますが、顧客名は営業さんの名前でした。

そのページは、違う商品ですが似たような低リスク商品を
ずっと維持している状況が出ていました。
なんども小さく上下し、リーマンショックといわれたときに減り
それからもだんだんと増え現時点では結構なプラスになっているという
ことが表示されていました。

それを見せて「結果としてプラスになってるけど、やっぱり減った時は焦った」と
営業さんは笑っていました。そして、
「上下に一喜一憂する方はやっぱり投資はやめたほうがいいですよ
 長く放っておいて『あ!増えてる!やった!』と思える方にこれは向いてます」
営業マンがいうのもなんですけど、と付け加えてくれました。



営業さんが帰ってからよく考えると、このお金、定期口座に入ってた時は

 あることは知っているけど使う気のないお金

だったことを思い出しました。
家を買う時にも頭金にすることも考えなかったし、

 このお金は大事なお金だからずっと置いておいて
 いつか気が付いたときに少しでも増えていたらいいな

と思っていたのです。

まさに営業さんが言っていた通りのお金じゃん。
と思ったので、数日考えて営業さんに電話しました。

「この前のしあわせの一歩、やってみようかと思って」というと
すぐにまたブブーンと郵便局バイクで来てくれました。
そして、満期のお金の半分を預けてみたい、というと
すぐに契約書を渡してくれました。
なぜ半分かというと、全額預ける勇気がなくて
この時は実は残りは他の定期預金にいれるつもりだったのです。
(その半年後に全額投資にまわしてしまいますが)

契約するときにもう一度営業さんにいろいろ確認しました。
万が一の解約の仕方、手数料、収支の確認の仕方、
払いだすときの手順、ほかにもいろいろ。

そして、契約。
その後、約半年で手数料分のマイナスを回収し
今は思ってもいないスピードで増えています。
そのことはまた後日書きます。




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